第14回赤い羽根チャリティ展覧会のお知らせ

名古屋市昭和区社会福祉協議会開催
(2022年10月11日(火)ー12月23日(金)
午前9時ー午後5時 ※日曜・祝日休み、最終日は午後3時まで)
の、「赤い羽根チャリティ展覧会」に出展しました!

以下のリンクより、現在出展中の作品がご覧になれます。
伝書鳩ー赤い羽根チャリティ展覧会ブログー

私の作品のお引き渡しは「会期後に引き取りに来て頂く」
もしくは「着払いで配送」でお願いしております。
ご購入くださった方にその場でお渡しできず、大変恐縮ですが、
よろしくお願い致します。

↑私のスペースはさみしげな感じになってしまいましたが(;´•ω•)
他の方々のスペースは力作ぞろいで、華やかで、目を楽しませてくれます!
どうぞお運びください!

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Thank them(彼らに感謝しよう)よりSave them(彼らを守ろう)

WHO(世界保健機関)が新型コロナウイルスの流行をパンデミックという認識を発表したのが2020年3月。それからひと月ほど経ち、日本においても、医療関係と生活必需品を扱うお店以外はほぼ休業の動きとなってきています。そんな中、この「不安な環境で仕事してくれているすべての人々に感謝しよう」という声が、SNS上でも、世界的なセレブリティの間でも広まりつつあります。Googleのトップロゴも、4月6日から、ある仕事に従事する人々への感謝を示すものが表示されます。

“Thank you(ありがとう)”

しかし、「不安な環境で仕事してくれているすべての人々に感謝しよう」という文脈で発せられる、この美しい言葉を聞くたびに戸惑っています。嫌だろうが何だろうがやらざるを得ない状況にいる人々に、「ありがとう」ということが、彼らを追い詰めることになりはしないかと。SNS上で聞こえてくる「医療現場はもう限界」「スーパーで働いてても怖い」「会社は現場に消毒液も何も手配してくれない」という声たちを無視した、一方的な感謝になってはいないかと。自分が代わる気はないのに、相手を辞めさせないための、切り札になりはしないかと。何より、「ありがとう」と言うことで、自分が安心するための言葉になってはいないかと。

苦闘、恐怖、悲痛… 新型コロナ最前線で闘う医療従事者たちの現状」(AFPBB News, 2020.4.15)

神奈川県医師会が、「不安をあおるメディア」に投げかける疑問 「医療現場の現実を、知ってもらいたいのです」(J-Castニュース, 2020.4.18)

もちろん、「ありがとう」というとき、人は本当に相手の尊い労働を思い、ねぎらっていることは理解しています。ですが、今必要なのは、遠くからの感謝ではなく、日々の行動だと思います。つまり、感染しない・させないために、人が密集する場所は避ける。買い物はなるべく一人で。レジ待ちも袋詰めも、隣の方と間隔を空ける。政府の対策が不十分と思ったら、SNSでも何でもいいのでそのように発信する。現在の対応に問題があるのだとしても、病院で検査できないと言われたら、それに従う。そして、現場で応対してくださる方には、目を見て「ありがとう」と言う。相手への敬意や感謝は、そのような形で示せばいいのではないでしょうか。

コロナの不安が解消されたときこそ、社会全体で「彼らにありがとう」と言うべきであって、不安な状況の真っただ中にいる今は、「彼らを守ろう」という方が、ふさわしいのではないかと考えています。

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#WithYouのつもりでした

2020年1月11日、名古屋で開催されたフラワーデモに参加しました。

性暴力の被害に泣き寝入りしない、その声に耳を傾ける人がここにいる、刑法を変えよう―――そのような思いの詰まったデモンストレーション。「自分も」苦しい思いをしたと声を上げる「#MeToo」、辛い思いをした「あなたの味方である」と表明する「#WithYou」が、このデモンストレーションのキーワードになっています。

このデモに初めて参加したのは2019年12月11日。この日はスピーチをしたり練り歩いたりすることはなく、おのおのが花を携えて立ち、道行く人にアピールするといういわゆる「サイレントデモ」でした。思いをつづったメッセージカードも掲示されていましたが、それを読み、さまざまなことを思い出し、考えました。私自身、セクハラや性暴力と、決して無縁の人生ではなかったということも。

自分の過去についてほとんど傷ついていないのは、自分自身が鈍いからだと考えていました。それもあったかもしれないけれど、昨日のデモンストレーションへの参加でやっと気づきました。原因は私自身が持っていた「自分が至らなかったから」という、今まさに被害者の口をふさいでいる、旧態依然とした認識だったようです。

このデモンストレーションは、社会悪に怒りをぶつけるだけのものではありません。自分の過去と向き合わざるを得ない、ある意味において、酷な時間でもあります。だからこそ、本当に傷を負っている人が、参加できないのも無理はありません。その分、参加してもいいな、と少しでも関心を持ってくださる方は、どんどん来て頂きたい。交通費という身銭を切って、自分の貴重な時間を割いて寒い路上に立つ―――このアクションが、意味がないはずがありません。昨日のデモンストレーションは何名かのスピーチがありましたが、「過去はずっと苦しんでいたけれど、このデモで参加者やスタッフの方とお話することで、自分の楽しい時間を持つことができるようになった」とおっしゃっていました。人ひとりの心を和らげることができる、それだけでもいいではありませんか?

私自身、このデモンストレーションに参加することで、多くの学びや気づきを得ています。ご参加になれなくても、フラワーデモの開催告知をリツイートなどしてくださるだけでも、数が増えていけばと願っております。

最後に、ショッキングではありますが、お知らせを。

センター試験日に痴漢が増えるってホント?受験生のSOSがスマホに届く画期的サービスも

センター試験当日、「警察に訴えている暇がないから」という理由で痴漢をするという下劣な輩がいるのだとか。それを防ぐため、「黄色のものを身に着けて、センター試験の受験生が乗る時間帯の電車に乗る」という取り組みが紹介されています。私もどのように協力できるか考えています。

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