母方の祖父・俊二(としじ)は絵描きでした。
お仕事としては、ポスターのデザインをしたり、広告用の文字を書いていたりしたようです。
私が中学生の頃に他界しましたが、母が実家の建て替えのために片づけをしたところ、
祖父のスケッチブックが出てきました。
絵を描くことが本当に好きだったのでしょう。
身近な風景や動物の絵はやわらかで温かみがあり、優しかった祖父そのままのような気がします。
日曜日などに一緒に百貨店の食堂に行って、食事する私たち孫に「うまいか」と目を細めて微笑んでいた祖父。私は祖父が大好きでした。
そんな祖父のスケッチ、私の思い出に埋めてしまってはもったいない気がして、
公開することにしました。
私もいつか祖父のような優しい絵が描けますように。